あなたは新卒で働くまでにどれだけ親や周囲の方から支援をうけてきましたか?
虐待等を背景に親に頼れず、十分な準備や支援が不足したまま、社会の荒波に投げ出される子どもがいます。
ストーリー?
厳しい現状
〜17歳
十分な支援がなく、高校時代もたくさんアルバイトに時間を費やして家にお金を入れる
18歳
施設から退所しなくてはいけない。寮付きの職場で就職するも、ちょっとしたトラブルで退職。収入とともに自宅を失う。
その後
仕事や家を探して社会復帰に何度も挑戦するも、高卒・親を頼れない厳しい現状の中安定的に生活を成り立てるのが難しく。生活保護に。
一番の課題
一度仕事と社会復帰が難しい
一般家庭のこどもたちと大きく違うところがここにあります。
5つの「違い」
私たちが支援している児童擁護施設を対処するこどもたちにみられる一般的な家庭環境で育った子供達との5つの点での大きな違いによって
お金がない
多くの子は自分で衣食住に関わる生活費から・学習の資金にわたって自分で用意する必要があります。
時間がない
高校生の頃から学校とアルバイト先の往復生活。自分と向き合える時間も少なくなりがちです。
相談相手が少ない
一般家庭であれば、1・2人の子供に対して両親にが1、2人相談相手としていますが。施設では12人に対して職員さんが1人これでは十分な相談ができません。
情報が足らない
施設ではスマートフォン禁止なとこもあったり、一緒に過ごすのも施設の子供同士と職員(多くは施設卒)さんという同じ境遇で情報が偏りがちです。
働く大人像が職員さんだけ
身近な「働く大人」が施設の職員さんしかいない現状。施設職員になる子も多いです。
しごとさとおや が 作り出す未来
相談相手がいない・情報が足らない・働く大人像が少ない
この3つの課題対してにアプローチしていくための2つの取り組みを行なっています。
まずは、施設のこどもたちへの相談相手になって、就労サポートを行う「ジョブ・コネクト」
そして、こどもたちをサポートする「しごと里親ネットワーク」の構築です。
児童養護施設等に暮らす高校生や卒園後の若者と仕事・社会を繋ぎ
地域でこどもを育て見守る「しごと里親」として再構築します。
私たちの2つの活動
就労サポート「ジョブ・コネクト」
児童養護施設等を卒園後の若者(29歳以下)を対象に仕事に関する相談を受付けます。3ヶ月を1クールとし、最大4クールの寄り添いサポートを行います。更には在園中の高校生を対象に、卒園後の就労を見据えた職場見学や職業体験を含むキャリア教育を提供します。
しごと里親ネットワーク
子どもや若者の興味適性に応じた職場見学や職業体験、更には雇用の相談やアドバイスなどを受け入れてくださる協力企業・団体・個人のネットワークを構築します。転職時や進路選択時等、様々な場面でその選択肢を広げられるよう、他業種の方からのご協力を募集しています。